紫波町の山屋地区集落センターにて行われた、山屋田植踊の踊初めの様子です。
最初に披露されたのは、太神楽のような獅子舞。正月や新築祝いの席で特別に舞われる演目です。山屋田植踊さんは年間通して多くの郷土芸能イベント等に出演されていますが、こういう場でないとお目にかかれない演目だと思います。
山屋さんの名物ともいえる、流れるように軽快な前口上。本当に聴いていて心地が良く、きっとファンも多いのでは?
この日は成人式が重なったことやインフルエンザの影響で主力メンバーが欠けてしまったそうで、限られた人数で演目を変更しながらの踊初めとなりました。次に披露された三番叟も次第には載っていなかったので、急遽変更されたものかと思われます。それでも大人顔負けの堂々とした舞を披露してくれました。
続いて、五穀下しと種蒔き。ここまでは神楽という感じですね。種蒔き=餅まきとなりましたが、残念ながらひとつも拾えませんでした……
仲踊り・早乙女
老いも若きも総出で田植えをする様子を表した、田植踊の華といえる演目です。ここから田植踊らしくなってきました。 仲踊りの子供たちみんな上手で将来が楽しみです。
水見
老人の水見作業の様子を滑稽な問答で表した狂言です。あまり披露されない貴重な演目だと思います。鳥撃ちに来た男をいい加減な受け答えで翻弄する老人が最高におかしかったし、その後出てきた孫のビジュアルもツッコミどころ満載。そして全然水見してないっていう。
早苗振支度
一八と旦那のアドリブなのか台本通りなのかわからない面白おかしい掛け合いから始まり、早乙女が登場して田植えの残りを仕上げます。さなぶり用の米を「昔式」で精米する様子を一八と嬶(かかあ)の愉快な掛け合いで表すのですが、ライスセンターとかコイン精米機といったワードが飛び出してきたり、盛岡の某老舗百貨店が出てきたり、めちゃめちゃカオスでした(笑)
やがてお腹が痛くなった嬶が退場すると、残る一八と早乙女が米を研ぐ様子を激しい踊りで表現します。
そして再び子どもたちが登場していよいよ収穫、「稲刈り」を行います。
最後に「祝いの舞」で豊作を祝います。
3時間弱という時間でしたが、熟練された踊りと笑いの取り方など魅せ方のセンスが本当に素晴らしくて、あっという間に感じました。
会場で山屋田植踊紹介の冊子を購入したのですが、今回披露されていない面白そうな演目がまだまだあって、いつかそれらも観てみたいなと思いました。この踊初めの他には、5月の山屋・峠ミズバショウまつりでたっぷり鑑賞できるはずです。
山屋地区集落センター
Back to Top