8月15日の夕刻。江刺広瀬にある西光寺の万灯供養で金津流軽石獅子躍さんが踊られると聞き、ぜひ覗いてみてくださいとのお言葉に甘えてお邪魔させていただきました。
この場所はかつて小学校があったようで、境内に「軽石小学校址」の碑が建っていました。明治41年に歌書小学校ほかと統合して広瀬小学校となったそうなので100年以上前のことですね。
さて、シシさんはまだかなと待っていると、見覚えのある方々が……

軽石薩摩奴踊のみなさんです。個人的には一昨年Zホールの公演で観て以来のはずですが、こういう場所でお目にかかれるとは思っていなかったので幸運でした。
お墓参りに来ていた地元の方々も少しずつ集まってきました。
この奴踊って(聞き取れないなりに聞いた限りでは)面白おかしいことを唄っているものだと思いますが、この夕暮れのなかで蝉時雨を伴奏に聞くとなんだか哀愁みたいなものを感じました。歌詞がちゃんとわかると印象も違うのでしょうが……
軽石薩摩奴踊さんの奉納が終わる頃、後ろからも太鼓と唄声が聞こえてきて思わず振り向きました。軽石獅子躍さんです。
ササラが木に引っかかるようで腰を曲げながら歩いてくるのが可愛らしい。
暮れゆく空に響く美しい唄声、きっとどこまでも遠くに届いたことと思います。
供養という本来のシシオドリの姿を感じましたが、それと同時に、シシたちが久々に踊れる喜びにあふれていたようにも思えました。はやく元どおり各地で公演を行えるようになることを願ってやみません。
シシたちが去った後もなんだかお寺を離れがたくて、余韻をかみしめながら日が沈んでいくのを見届けました。優しくゆらめく万灯の明かりがきれいでした。
このような地域で受け継がれる行事を快く見学させてくださったことに感謝です。
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